株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)、株式会社電通デジタル、イグニション・ポイント株式会社は、経営戦略と人事戦略をつなぎ、企業の人的資本経営を支援するトータルHR(データドリブン人事)ソリューション「HUMAnalytics(ヒューマナリティクス)」を提供しています。このソリューションは、人事システム基盤、コンサルティング、データ分析の全てを包括しており、人事部門の課題に一気通貫で対応することができます。
なぜ今、三位一体のトータルHRソリューションが求められているのでしょうか。プロジェクトに携わったISIDの二ノ宮雄将氏、電通デジタルの山田健氏、イグニション・ポイントの福井雄貴氏にインタビューを実施。前編では、「HUMAnalytics」の開発経緯や、その独自性について話を聞いていきます。
データドリブン人事への変革を目指し、PDCAをしっかり回す
Q.「HUMAnalytics」は、ISID、電通デジタル、イグニション・ポイントの3社が提供するトータルHRソリューションとのことですが、どのような課題から「HUMAnalytics」の開発に至ったのでしょうか。

Q.「HUMAnalytics」は、既存の基幹人事システムとどのような点が違うのでしょうか。
一方、昨今ではHR(人的資源)データを用いて人事業務をより高度化しようという動きが高まっています。AIやデータドリブンなビジネスへの変革が加速する中、より高度な意思決定、最適化された人事のためにデータを活用する。そんな新たなフェーズに差し掛かっているのです。こうした背景を受け、「POSITIVE」やその他人事システムに格納されたHRデータを活用し、もう一歩先の提案を行うのが「HUMAnalytics」です。
最近は、タレントマネジメントツールなど、一部の機能に特化したツールの普及も進んでいます。ただ、こうしたツールは特化している分、限られた領域を対象としている印象です。その点、「HUMAnalytics」は、戦略・基盤・データ分析をメニューとして備えており、人事部門の課題に一気通貫で対応できるのが特徴です。

Q.「HUMAnalytics」は、戦略型コンサル、データビジュアライゼーション、データアナリティクス、伴走型コンサルという4つのサイクルを回していくのが特徴だとうたっています。それこそが、このソリューションの大きな強みということでしょうか。

人事部門の高度化に対応できる人材育成もサポート
Q.「POSITIVE」をベースとした人事システム基盤をISID、データ分析は電通デジタル、人事戦略の課題抽出やロードマップ策定はイグニション・ポイントが担っているわけですね。このソリューションにおいて、イグニション・ポイントのコンサルティング力はどのように発揮されているのでしょう。
そのため、「HUMAnalytics」では、何のために人事データを活用するのか、人事部門の何を高度化したいのかという課題を見つけるところから、データの分析結果に基づく施策の提案・実行・改善までサポートします。このように、今まで手が届き切っていなかった領域までカバーするのが、イグニション・ポイントの役割です。
さらに、こうしたソリューションでは、データ分析や人事施策の提案・実行ができる人材を育てることも重要なので、人材育成のサポートにも対応しています。

プラットフォームをベースにプロジェクト全体を統括するISID、データ分析を得意とする電通デジタル、コンサルティング業務に長けたイグニション・ポイントと、3社がそれぞれの強みを発揮することで生まれたトータルHRソリューション「HUMAnalytics」。インタビュー前編では、その独自性が分かってきました。後編では、人事部門が抱える課題、「攻めの人事」に必要な人材や考え方などについてさらに掘り下げていきます。
電通グループでは「HUMANalytics」をはじめ、さまざまなレイヤーの人事課題を解決するソリューションを提供しています。CONTACTからお気軽にお問い合わせください。