「コスパ」から移行した、Z世代が重視する新しい「タイパ」という価値観とは?
タイパ
最近、よく耳にする「タイパ」。「タイムパフォーマンス(時間対効果)」の略で、時間あたりの満足度を指します。特に、日々膨大な情報にアクセスするZ世代には、「限られた時間を有効に使いたい」という価値観が広がっており、タイパを重視する傾向が顕著。動画の「倍速視聴」は、タイパを意識した行動の典型例と言えるでしょう。コスパ(費用対効果)とタイパを分かりやすく比較するなら、食費を抑えるために、移動時間を費やしてでも手頃な価格帯で外食したり、一定の予算でなるべく多くのものを食べるのがコスパ重視の考え方。時間節約のために、手数料を払ってでもデリバリーサービスを利用したり、必要な栄養素が短時間で摂取できるサプリや栄養補助食品で済ませるのがタイパ重視の考え方。コスパからタイパへの移行を見据えたマーケティング施策が重要になりそうです。
Transformation SHOWCASEで扱っている タイパ に関連する記事はこちら
Z世代が倍速視聴を好む理由とは?これからのコンテンツ戦略で意識するべき、傾向を探る サステナビリティ・ネイティブなZ世代。キーワードは「意味」と「透明性」DX促進に欠かせない「デジタルアダプション」。業務アプリケーションのサポートツールに注目
デジタルアダプション
デジタルツールが日々進歩する中で、単にそれらを導入しただけでは使いこなせず、業務効率化などの具体的な効果に結び付かないケースが増えています。そこで、欧米はもちろん、日本でも注目され始めているのが、デジタルの活用・定着を支援し、生産性を向上させる「デジタルアダプション」です。ツールの導入や研修プログラム、作業の自動化など、さまざまなアプローチがありますが、代表的なのはデータ入力などの際に、利用文脈に即したガイダンスを表示するサポートツール。導入企業では、システム担当者への問い合わせが減少して負担を軽減できた、新人教育のコストが削減できたという事例も。クライアントへのDX提案の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
Transformation SHOWCASEで扱っている デジタルアダプション に関連する記事はこちら
ノーコード開発やRPAで、敷居の低いDXが可能に。自社に合ったツールの選び方や導入のポイントも解説 DX推進を妨げる、技術的負債の「3つの壁」。負債の原因にとことん向き合うことで見えてくる解決の糸口とは?ブロックチェーン上の契約や取引を支える仕組み「スマートコントラクト」とは?
スマートコントラクト
難解なイメージがあるWeb3.0関連用語の中から、今回は「スマートコントラクト」をご紹介します。仮想通貨のやりとりをはじめ、ブロックチェーンにおける取引の基盤になっているもので、一定の条件を満たすと自動的に契約や取引が実行される仕組みです。人の手を介する必要がないため、特定の管理者が存在しないDApps(分散型アプリ)やDAO(分散型自立組織)の他、不動産分野では、引っ越しの際の物件申し込みから、賃貸契約、電気やガスなどの契約、転居手続きまでを一括で行うプラットフォームにも活用されています。今後、さまざまな業界への拡大も予測されるため、その動向からますます目が離せません。
Transformation SHOWCASEで扱っている スマートコントラクト に関連する記事はこちら
Web3.0時代の到来で何が変わる?デジタル社会の変革で生まれる新たなビジネススタイルとは DAOとNFTの先にある未来とは? 非中央集権的な発想で、新たな価値が生まれる可能性も機械学習で追求される最高スコアの達成は、「SOTA」のカギとなるか?
SOTA
SOTA(State-of-the-Art)をご存じですか?一般的には「最先端」「最新」を意味する英語ですが、近年は機械学習の分野でも、特定タスクにおいて最良の性能を発揮する技術モデルに対し「最先端の〜」「現時点で最高の〜」を表す慣用句として使われるようになりました。画像分類や自然言語処理などのタスクで数々のSOTAモデルが発表されており、多くのベンダーや研究者が達成を目指しています。ただし、SOTAを更新した新技術が業界に大きなブレークスルーを起こすことがある一方、SOTA達成が目的化し、些細なスコア改善の競い合いに陥ってしまう懸念も。本来の目的は優れた技術開発である点を理解する必要があるでしょう。
Transformation SHOWCASEで扱っている SOTA に関連する記事はこちら
世界的AIコンペKaggleで金メダルを獲得。Kaggle Master 2人に聞くAI×クリエーティブの可能性 AI開発に必須の「PYTHON」。マーケティングの効率化に役立てる方法とは不況下での広告戦略に役立つ?広告の効果を測る新しい評価指標「ESOV」とは
ESOV
広告の効果を正しく把握することは難しいものの、評価の指標は幾つか存在します。その1つがESOV(Excess Share Of Voice)。あるカテゴリー内の広告量シェア(SOV)から市場シェアを差し引いたもので、その数値が高いほど広告効果が高まるとされます。イギリスの広告業界団体が、ESOVが一定値を超えると次年度の市場シェアも増加、つまり売り上げアップが期待できると発見したことでも注目されました。こうした分析結果からは、不況下などで競合が広告出稿を控えているときこそ、積極的な広告投資が有効であることが示唆されるのではないでしょうか。
Transformation SHOWCASEで扱っている ESOV に関連する記事はこちら
人工衛星データ活用による広告の高度化を通じた需給連携事業の共創を開始 3D広告が広げる、次世代のOOH(屋外広告)の可能性。ユーザーの心をつかむ、本質的なアプローチとは