ファンとの関係値を高める「ファンタジースポーツ」がWeb3.0で拡大
ファンタジースポーツ
スポーツ業界における新たな楽しみ方として注目されている「ファンタジースポーツ」。実在する選手を集めて「空想(ファンタジー)の最強チーム」を編成し、他の参加者と競い合うシミュレーションゲームで、古くからあるゲームですが、インターネットの普及とともに進歩・拡大を続け、今では選手の能力や現実の戦績が数値化され、ゲームの勝敗に影響するのが特徴です。チーム編成にスキルが試される本来の面白さに加え、さらに最近は、世界各地で開催される大会やリーグ戦に参加すると、その成績によって分配された賞金を得られるという魅力もあります。近年ではブロックチェーン上で所有する選手のデジタルカードを使ったNFTゲームも登場。アメリカでは10兆円規模以上の人気市場に成長し、今後の規模拡大も見込まれています。日本では法的に賞金の導入が難しいという課題がありますが、ファンエンゲージメントを高める手段として期待が寄せられており、ここに新たなビジネスの可能性が広がっていると言えそうです。
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オープンな組織でWeb3.0関連ビジネスを統合的に支援。「web3 club™️」が目指す世界とは(前編) DAOとNFTの先にある未来とは? 非中央集権的な発想で、新たな価値が生まれる可能性も迫る「ガバメントクラウド」対応期限を前に、加速する自治体のDX
ガバメントクラウド
「ガバメントクラウド」とは、国や地方自治体の行政に関わる業務システムを1つのクラウド上に構築し、クラウドサービスとして共同利用できるようにしたIT基盤のこと。政府の方針として、地方自治体では2025年度末までに10以上の基幹業務をガバメントクラウドに移行すべきと定められました。現状では多くの自治体が独自に構築しているシステムを共通化・標準化することで、運用コストの削減や業務効率化、セキュリティー強化などのメリットがあると考えられます。一見、IT業界以外には無縁の話にも見えますが、移行におけるDX人材の不足という課題や、対象業務に教育や福祉も含まれる点などから、人材や福祉をはじめとする各種業界にもビジネスチャンスが生まれます。また、基盤の共通化により、従来よりもシステムの拡張が柔軟に行えると予想されるため、既存の技術やサービスの応用で新たな事業機会を生むことができるかもしれません。自治体のすべきこと、とは捉えずに、自分たちが提供できる価値とは?という観点でアプローチを検討することも大切です。
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内閣府推進の防災4.0に見る、防災DX。「防ぐ・支える」ソリューションに学ぶ、企業DXの進め方 スマートシティは地方創生のカギとなるか。先進技術が地方にもたらす変化を事例とともに解説2024年問題の特効薬となるか。「フィジカルインターネット」に注目
フィジカルインターネット
以前取り上げた「2024年問題」の解消に有効と期待されているのが、「フィジカルインターネット」です。複数の物流企業間でトラックや倉庫をシェアすることで、より効率的な物資の共同配送の実現を目指す物流DXの考え方で、「フィジカル」なものの輸送に、「インターネット」におけるパケット交換の仕組みを適用していることから、「フィジカルインターネット」と呼ばれています。物流の効率化の他にも、エネルギーの節約によって温室効果ガスの削減につながるなど、サステナビリティの面でも効果が期待されています。日本では物流企業以外にも荷主となるメーカーや不動産、IT業界など、さまざまな企業を巻き込みながら議論が始まっています。他業界との連携を含め、自社での取り組み方を考えてみてはいかがでしょうか。
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リモートワーク中にTeamsから宅急便が送れる。時代に求められる配送DXソリューションをヤマト運輸と連携し提供(前編) コロナ禍でますます重要度が高まるECビジネス。ファンを増やし、成功させる秘訣とは?(前編)投資家やVCが熱い視線を送る「ケンタウロス企業」とは
ケンタウロス企業
「ケンタウロス企業」とは、「ゼブラ企業」「ユニコーン企業」「デカコーン企業」と同じように、動物や伝説上の生き物の名前を冠したスタートアップの呼び名の1つです。ユニコーン企業の条件(評価額10億ドル以上の未上場企業)を満たし、かつ年間経常収益(ARR)が1億ドル以上の企業を指します。特に、投資によって何十倍ものリターンを得られるSaaSモデルを採用している企業に多いと言われています。ユニコーン企業は2023年初頭において世界で1,000社以上ありますが、ケンタウロス企業はわずか150社程度。評価額だけでなく、企業の恒常的な収益を表すARRを指標とするケンタウロス企業は、ユニコーン企業よりも収益性が高く、投資対効果に期待が持てることから、投資家やベンチャーキャピタルから熱い視線を浴びています。存在感を高めているケンタウロス企業から目が離せません。
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SaaSやサブスクの成功のカギとなるチャーンレート。そこから見えるビジネスのヒントも考察 新興SaaSが実践する「PLG」とは何か?プロダクト主導のセールスモデルから新たな成長戦略を考えるZ世代の新トレンド。SNSで共感を集める「corecore」とは
corecore
SNSを独自に使いこなすことでさまざまなトレンドを生み出しているZ世代。最近、彼らを起点にSNS上で広がっているコンテンツの1つが「corecore(コアコア)」です。脈絡のない動画や画像の断片をつなぎ合わせ、見た人にメランコリックな気持ちや暗い感情を呼び起こし、「何とも言えない」気分にさせるコンテンツを指します。類似のキーワードに「hopecore」というものもあり、こちらは見た人に希望(hope)を抱かせるコンテンツ。心を落ち着かせたり、人間であることの喜びを思い出させてくれたりする内容とされます。「#corecore」のハッシュタグがついたコンテンツは多くの共感(いいね)を集めており、「映え」が溢れるSNSに疲れた若者の1つの意思表明なのかもしれません。Z世代に対するマーケティングのヒントにしてみてはいかがでしょうか。
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あらためて「TikTokの使い方」を考える~専門プランナーが語る、TikTokのマーケティング活用最前線~ Z世代が倍速視聴を好む理由とは?これからのコンテンツ戦略で意識するべき、傾向を探る